こんにちは。桂颯です。
2027年は未年
今年は、描き方や表情の異なる羊の年賀状を、
いろいろ描いてみたいと思います。
第一弾は、
その中でも最もシンプルな羊です。
丸い形をつなげていく描き方なので、
羊を描くのが初めての方にもおすすめです。
少しくらい線が揺れたり、
形がゆがんだりしても大丈夫。
それが、手描きならではの温かさになります。

動画では、実際の筆運びや
色の重ね方をご覧いただけます。
▶︎ 羊の年賀状の描き方をYouTubeで見る
YouTube: https://youtu.be/WKr795Sy2RQ
使用する画材
今回使用している顔彩や筆、
画仙紙などの画材と道具は、
こちらのページで詳しくご紹介しています。
初めて画材をそろえる方は、
描き始める前にぜひ参考になさってください。
▶︎ 絵手紙に使用している画材はこちら
【https://greenpause11.com/gansai-art-materials/】
あると便利なアイテムとして、
年賀状では、
顔彩チューブの赤金があると
年賀状を豪華に見せることができます。

同じ羊を何枚も描ける下絵の作り方
動画では、黒の顔彩を使って、
はがきに直接羊を描いています。
けれど、年賀状とし
て同じ羊を何枚も描きたい場合は、
最初に鉛筆で下絵を作り、
チャコペーパーを使って
転写する方法が便利です。
一度下絵を作っておけば、
何枚でも同じ形の羊を描くことができます。
また、基本の羊にマフラーやリボンを加えるなど、
別の年賀状にも展開しやすくなります。
下に展示した展開年賀状を
ご覧ください!!
1.鉛筆で下絵を描く

まず、普通の紙に鉛筆で羊の下絵を描きます。
顔、耳、丸い体、4本の脚という順番で、
全体の形を整えます。
消したり描き直したりしながら、
気に入った表情に仕上げましょう。
2.完成した下絵をコピーする

一つの下絵から、いろいろな年賀状
下絵が完成したら、コピーを取ります。
原画はそのまま保存し、
転写するときには
コピーしたものを使います。
必要な枚数だけコピーしておけば、
同じ羊を繰り返し描くことができますよ。
3.はがきの上に下絵を重ねる
はがきの上に、つるつるした面を上にして、
チャコペーパーを置き、
その上にコピーした下絵を重ねます。
羊の位置や、
上に文字を入れるための余白を確認してから、
紙が動かないように押さえます。
心配な場合は、
端をマスキングテープで
軽く留めてもよいでしょう。

4.下絵の線をなぞる

下絵の線を、赤いボールペンなどで、
ゆっくりなぞります。
力を入れすぎると、
はがきに強い跡が残ることがあります。
線が見える程度の
軽い力でなぞりましょう。
途中で紙の端を少し持ち上げ、
線がきちんと転写されているか確認します。
このとき、下絵全体を動かさないように
注意してください。
5.黒の顔彩で輪郭を描く

転写した線に沿って、
黒の顔彩で羊の輪郭を描きます。
YouTube動画では、黒の顔彩を使って、
直接、羊の輪郭を描いています。
いきなり筆で描くのが心配な方は、
上記のように鉛筆で
薄く下書きをしてから始めてください。
最初に、小さな半円をつなげるようにして、
頭のふわふわの毛を描きます。
次に、耳と顔の輪郭を描きます。
体のふわふわした輪郭を描きます。
頭の毛と同じように、
小さな丸をつなげながら、
全体を大きく包むように描いていきます。
体の中に「2027」と入れるので、
中央を広く空けておきましょう。
体の下には、細い脚を4本描きます。
脚の先に小さな蹄を加えます。

6.ふわふわの毛を表現する

ごく薄い灰色で(胡粉+黒)で、
頭と体全体に、
小さな渦巻きをぐるぐると
描いていきます。
この灰色が白い毛の影となり、
羊のふわふわした毛の質感が生まれます。
7.顔と耳に色を入れる

顔と耳、足には、
淡い肌色(胡粉、上朱、鮮光黄)を薄く入れます。
耳の内側と頬には、
絵皿の肌色に、紅を加えて、
ほんの少しだけ色を入れ、
水筆(水だけを含ませた削用筆)で
周囲に馴染ませます。。
頬がほんのり赤くなると、
羊の表情がぐっと愛らしくなります。
8.目、口、蹄を仕上げる

面相筆に黒を取り、
目、鼻、口、蹄を描きます。
目の位置や大きさによって表情が変わります。
面相筆で描くのが難しいと感じられる方は、
ボールペンや鉛筆で描いても大丈夫ですよ。
最後に胡粉で小さな光を入れると、
いきいきとした優しい目になります。
9. 胡粉でぐるぐる

削用筆で、胡粉を取り、
先に描いた灰色のぐるぐるの上に、
胡粉を重ねます。
灰色を少し残しながら、同じように、
くるくる丸を描くように入れていきます。
白と灰色が重なることで、
毛に立体感が生まれます。
10.新年の言葉を添える

羊の体の中央に、金色で「2027」と入れます。
少し太めに、ゆったりと描くと、
お正月らしい華やかさが加わります。
数字が少しくらい傾いても、
それも手描きの味わいです。
右上には朱色で「賀正」、
羊の横には、
「福がいっぱい届きますように」
と添えました。
最後に画印を押したら、
2027年、未年の年賀状の完成です。
同じ羊から生まれた展開年賀状3枚
基本の羊を一枚作っておくと、
同じ下絵からさまざまな年賀状を作れます。
羊をそのまま描いて言葉を変えたり、
首に赤いマフラーを巻かせたり、
体にリボンを結んだり。
基本の形が同じなので、
毎回最初から構図を考える必要がありません。
「同じものを何枚も描ける」だけでなく、
「一つの羊から自由に展開できる」。
これが、チャコペーパーを使う大きな楽しさです。



基本の形は同じでも、
色や言葉、小物を少し変えるだけで、
違った雰囲気の年賀状になりますね。
自由な発想で楽しみましょう!
年賀状は、
見本とまったく同じに描かなくても大丈夫です。
羊の表情を変えたり、
好きな色のマフラーを巻かせたり、
贈る相手を思い浮かべながら言葉を選んだり。
小さな工夫によって、
自分だけの一枚が生まれます。
これからも、ふわふわ羊、
赤い朝日を背景にした羊など、
描き方の異なる羊の年賀状をご紹介していく予定ですので、
楽しみにしていてくださいね。

