こんにちは。桂颯です。
今回は、
墨彩画の魅力について、
お伝えしようと思います。
ところで、
「墨彩画」という言葉を聞いたとき、
みなさんはどのような絵を
思い浮かべるでしょうか?
実は、
墨彩画には明確な定義がなく、
さまざまな技法やスタイルが存在します。
伝統的な水墨画に色彩を加えたものや、
日本画のような繊細な表現をするものまで、
その幅は広いのです。
私が描く墨彩画は、
日本画や水墨画の技法をベースにしながら、
顔彩や顔彩チューブを使い、
気軽に美しい花鳥風月の世界を
描けるのが特徴です。
この記事では、
墨彩画の基本から、
私の描くスタイルの魅力、
具体的な活用法までを
ご紹介します。
ぜひ、
墨彩画の奥深い世界を
一緒に楽しんでみませんか?
第1章:墨彩画とは?ー多彩な表現が楽しめる世界
墨彩画とは、
どういう絵なのでしょう?
一般的には、
墨の濃淡を活かしながら
彩色を加えた絵画のことを指します。
しかし、実のところ、
その定義は曖昧で、
多様なスタイルが存在します。
大きく分けると、
以下のような種類があります。
・伝統的な水墨画に色を加えたもの
・日本画の技法を応用したもの
・現代的な感覚で自由に描かれたもの
使用する画材は、
墨、顔彩、水彩絵具などです。
私が描く墨彩画は、
日本画の持つ繊細な表現を、
もっと手軽に楽しめるようにした
スタイルです。



次の章では、
その魅力について
詳しくお話しします。
第2章:私が描く墨彩画の魅力ー日本画風の美しさを手軽に
私が描く墨彩画の最大の特徴は、
日本画のような繊細な美しさを
短時間で気軽に表現できることです。
日本画では、
岩絵具を膠に溶かして、
何度も重ね塗りをするため、
技術習得に時間がかかり、
作品完成までの工程も
長くなります。
しかし、
私の墨彩画では、
顔彩や顔彩チューブを使用することで、
短時間でも
日本画のような美しい色彩表現が
可能になります。
特に、こんな方におすすめです。
・忙しくて絵を描く時間があまり取れない方
・日本画に憧れがあるけれど、
画材や技術が難しく感じる方
・手軽に花鳥風月の美しい世界を描きたい方
次に、
私の墨彩画でよく使う技法について
ご紹介します。
第3章:墨彩画の基本技法ー鉤勒法と没骨法を使ってみよう
墨彩画には、
二つの技法があります。
鉤勒法(こうろくほう)と
没骨法(もっこつほう)です。
① 鉤勒法(こうろくほう)ー輪郭を描く技法
鉤勒法は、
最初に筆で輪郭線を描き、
そのあとに色を重ねる技法です。
日本画の伝統的なスタイルに近く、
しっかりとした形を表現できます。
おすすめポイント
・花や鳥の繊細な表現
・日本画風の品のある仕上がりにしたいとき

② 没骨法(没骨法)ー線を描かずに色で形を作る技法
没骨法は、
輪郭線を描かずに、
直接色を置いて形を作る技法です。
ふんわりとした柔らかい印象になったり、
力強さを表したり、
また美しい滲みを活かせます。
おすすめポイント
・柔らかい雰囲気の花や葉
・水彩のような滲みを活かした表現


この二つの技法を組み合わせると、
墨彩画の表現の幅はさらに広がります。
第4章:墨彩画の楽しみ方ー絵手紙や色紙で日常に彩りを
墨彩画は、
作品として飾るだけでなく、
日常生活の中で楽しむこともできます。
① 絵手紙やはがき絵
季節の花や風景を描いて、
大切な人に送る絵手紙。
手描きならではの温かみがあり、
受け取った人に喜ばれます。

私は、
入院している友人や
死の病に罹っている親戚など、
多くの方に絵手紙を送ってきました。
文章だけでなく、
絵を添えることで、
想いは伝わる気がします。
② 色紙やパネル作品
少し大きめの作品にして、
額装して飾ると
インテリアとしても楽しめます。
玄関やリビングに飾れば、
季節感を演出できます。

うちの玄関には、
季節に合わせたお花や鳥の色紙を飾り、
その横にお庭のお花を
一輪挿しに生けて、
季節を演出しています。
③ 便箋や封筒、ポチ袋に描く
和紙の便箋や封筒に、
小さなお花や小鳥を描き入れたり、
お年玉用のポチ袋に、
子供の好きそうな動物の絵などを
描いたりすると、
喜ばれます。
まとめ
墨彩画は、
日本的で風流な世界を、
色彩豊かに表現できる
魅力的な表現技法です。
そして
日本画のような繊細な美しさを、
手軽に楽しめるのが、
私の描く墨彩画の特徴です。
初心者の方でも、
鉤勒法で描くことで、
味わい深い作品が描けます。
忙しい日々の中でも、
気軽に美しい花鳥風月の世界を
楽しんでみませんか?
ぜひ、
あなたも墨彩画を
始めてみてください。
きっと、
新しい表現の楽しさに
出会えるはずです。