絵手紙を楽しむための必須アイテム! 最適な筆の選び方とケア方法

絵手紙を始めたけれど、
筆選びでつまづいていませんか?

「使い勝手の良い筆が欲しいけど、
種類が多すぎて、どの筆を選んだらよいかわからない」

お困りの方、いらっしゃいませんか?

画材店に行っても、
あまりにたくさんの種類があって、
迷ってしまいますよね。

そんな悩みを解消するために、
今回は、
筆の選び方とケア方法について詳しく紹介します。

この記事を読むことで、
あなたも絵手紙をもっと楽しめるようになります。

目次

第1章:絵手紙を楽しむための必須アイテムー筆の重要性

絵手紙は、日本の伝統的な絵画技法であり、
心をこめたメッセージを美しい絵とともに
届ける手段として広く愛されています。

この絵手紙を描く上で
欠かせないアイテムが「筆」です。

筆は、
単なる道具ではなく、
作品の仕上がりを大きく左右する
重要な役割を果たしています。

筆の選び方によって、
線の太さや濃淡、質感が異なり、
表現の幅が広がります。

この記事では、
絵手紙を楽しむための
最適な筆の選び方とそのケア方法について
詳しく解説します。

これから絵手紙を始めたい方や、
すでに楽しんでいる方にも役立つ情報を提供します。

第2章:筆の各部位の名称を覚えよう!

Screenshot

それぞれの筆の特徴を知る上で、
まず、筆の各部位の名前を覚えておきましょう。

第3章:筆の種類と特徴- 自分に合った筆を見つける

筆には、さまざまな種類がありますが、
絵手紙に使用される代表的な筆とその特徴を
ご紹介します。

1、面相筆

穂が細く、手の量が少ないので、
線描きに適した細筆です。

鼬(イタチ)や狸(タヌキ)の毛が用いられることが多く、
しなやかで弾力に富んでいます。

腰が強く、穂先がしっかりしているので、
輪郭線や細かい描写に適しています。

穂は細いので、
美しく均一な線が描けます。

2、削用筆

筆の穂の芯には、
狸毛や鼬毛のような硬めの毛、
上毛には羊毛などの柔らかめの毛を用いています。

筆ののどにあたる部分を削り、
筆先を細くしています。

これにより、穂先がしっかりしていて、
線描きができます。

面相筆のように、一定の線で描くというより、
細い太いの抑揚のついた線描きができます。

また、羊毛を上毛にしていることから、
絵の具の含みが良いようです。

3、彩色筆

彩色筆は、
文字通り、絵具の色を塗り込むための筆です。

穂の芯には、
腰を強くするために、狸毛や鹿の毛が、
穂の上毛には
絵具を多く含ませることができる羊毛が用いられています。

(上毛とは、芯毛の外側に薄く巻きつける化粧毛)

4、付立筆

別名、没骨筆とも呼ばれ、
輪郭線を描かずに、
面の濃淡で表現していく没骨法(もっこつほう)に適した筆と
言われていますが、実は、多彩な表現が可能です。

穂が長く弾力が優れ、
水や絵具の含みが良いので、
穂先を使えば線描きに、
穂全体を使えば面描きに使うことができます。

つまり、付立筆は、
面相筆と彩色筆の両方を兼ね備えていると言えます。

但し、面相筆のような、
均一な線描きはできません。

むしろ、強弱のある変化に富んだ線を
描くことに向いています。

これらの筆を試してみることで、
自分に最適な筆を見つけることができます。

それぞれの筆の特徴を理解し、
描きたい絵手紙に合わせて使い分けることで、
作品の質が向上します。

私自身の使いわけとしては、
主に、輪郭線を描くために面相筆を
着彩やぼかしのために削用筆を使っています。
やわらかくぼかしたい場合は、彩色筆を使っています。

第4章:筆の選び方

絵手紙に適した筆を選ぶ際には、
いくつかのポイントを考慮する必要があります。

  • 毛質:筆の毛筆には、動物の毛(羊毛、鼬毛、鹿毛、狸毛など)や合成繊維があります。
  • 毛の長さと形状
  • 持ち手の太さと長さ:持ち手の太さや長さは、手の大きさや描く際の握りやすさに影響します。

実際に手に取ってみて、
しっくりくるものを選びましょう。

初心者には、
面相筆と彩色筆から始めることをおすすめします。

慣れてきたら、
自分のスタイルや好みに合わせて、
さまざまな筆を使い分けることが多いです。

試行錯誤を繰り返しながら、
自分に合った最適な一本を見つけてくださいね。

第5章:筆のケア方法 – 長く使うために必要なこと

筆を長持ちさせるためには、
適切なケアが不可欠です。

ここでは、筆のお手入れ方法について説明します。

1、筆の下ろし方

新しい筆には、キャップがついていますが、
そのキャップは捨てましょう。

筆先を守ろうと思って、
キャップを使い続けていると、
逆に筆は傷んでしまいます。

新しい筆は、ノリで固めてあります。

筆を水に5〜10分つけておくと、
ノリが溶けて、筆はやわらかくなります。

ぬるま湯の中で、のりを十分落としてから、
使いましょう。

2、筆はこまめに洗いましょう。

絵具をつけっぱなしにしたり、
筆洗の中に入れっぱなしにして放置しないようにします。

どちらも、筆を傷める原因となります。

3、使用後の筆のお手入れ:

使い終わった筆は、
お湯やぬるま湯を使って丁寧に洗い、
絵具が残らないようにします。

特に筆の根本部分はしっかりと
洗浄することが重要です。

洗浄後は、清潔な布で水分を取り除き、
タオルなどの上で横向きに置いて自然乾燥させます。

3、保管方法

筆は乾燥後、毛先を痛めないように注意し、
湿気の少ない場所に保管することが大切です。

適切なケアを行うことで、
筆の寿命が延び、常に良好な状態で使用できます。

筆を大切に扱うことで、
絵手紙を描く楽しさも増します。

第6章:絵手紙を楽しむためのアドバイスとまとめ

1、試行錯誤を恐れない

初めての筆選びやケアは
難しいかもしれませんが、
試行錯誤を繰り返すことで
自分に最適な方法が見つかります。

2、どんどんアウトプットしていく

親しい友人や親戚など、
絵手紙をどんどん出すことで、自信がつき、
新しい発見や技術の向上が期待できます。

3、楽しむことを忘れない

絵手紙は楽しむことが一番大切です。

自分のペースで描き、
心をこめて作品を作りましょう。

まとめ

絵手紙を楽しむための
筆の選び方とケア方法について解説しました。

最適な筆を見つけることで、
あなたの作品は一層魅力的になります。

筆の特性を理解し、
適切に手入れをすることで、
筆を長持ちさせることができます。

絵手紙を描く楽しさを最大限に引き出すために、
この記事で紹介したアドバイスを
ぜひ参考にしてみてくださいね。

なお、以下のオンライン色紙講座でも、
顔彩や筆の使い方を詳しくチェックできますので、
ぜひ、ご覧ください。

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この記事を書いた人

さわやか墨彩画教室の桂颯です。

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