絵手紙の色選びに迷ったら|初心者にもわかる配色の基本

こんにちは、桂颯です。

絵手紙を描くとき、
「どの色を使えばよいのかわからない」
「色を重ねているうちに、まとまりがなくなってしまった」
と悩むことはありませんか。

色選びには感覚も大切ですが、
色についての基本を少し知っているだけで、
迷いはずいぶん少なくなります。

目次

有彩色と無彩色

色は、大きく「有彩色」と
「無彩色」に分けられます。

有彩色とは、
赤、黄、緑、青、紫など、
色味を持つ色のことです。


無彩色とは、
白、黒、そして、
その間にある灰色のことです。

無彩色には色味がありませんが、
決して表現力が乏しいわけではありません。

絵手紙でも、
たくさんの色を使わず、
墨と一色だけで描くと、
かえって印象深い作品になることがあります。

色をつくる三つの要素

色には、
「色相」「明度」「彩度」という
三つの要素があります。


これを、色の三属性といいます。

色相

Marcos GarzoによるPixabayからの画像

色相とは、
赤、黄、緑、青など、
色合いの違いのことです。

私たちが普段、
「何色」と呼んでいるものが色相です。

明度

Susana CiprianoによるPixabayからの画像

明度の高い色を使うと、
明るく軽やかな印象に。

明度の低い色を使うと、
落ち着いた深みのある印象になります。

彩度

UrszulaによるPixabayからの画像

彩度とは、
色の鮮やかさのことです。

彩度が高い色は
、鮮やかで力強く、目を引きます。

彩度が低い色は、
灰色がかった穏やかな色になり、
落ち着いた印象を与えます。

私がよく描く、淡く静かな色合いは
、明度が比較的高く、
彩度を少し抑えた色が中心です。

色が持つイメージ

赤――情熱、生命力、力強さ

橙――温かさ、明るさ、親しみ

黄――楽しさ、希望、光

緑――安らぎ、調和、自然

青――爽やかさ、冷静、静けさ

紫――神秘、優雅、精神性

ピンク――優しさ、愛情、幸福

白――清らかさ、祈り、光

黒――重厚感、威厳、深さ

茶――安心、堅実、自然の温もり

ただし、これは
あくまでも一般的なイメージです。

大切なのは、
自分がその色から何を感じるかです。

似た色を組み合わせると、まとまりやすい

例えば、

黄色と黄緑

緑と青緑

青と青紫

赤と赤紫

などです。

近い色同士は自然になじみやすいため、
初心者の方にも
使いやすい組み合わせです。

配色に迷ったときは、
中心となる色を一つ決め、
その近くにある色を一、二色
加えてみましょう。

色をたくさん使わなくても、
統一感のある絵になります。

反対の色は、少しだけ使う

補色を隣り合わせると、
お互いの色が強く引き立ちます。

ただし、同じくらいの面積で使うと、
色同士がぶつかり合い、
落ち着かない絵になることもあります。

絵手紙では、
反対の色をほんの少し、
差し色として使うのがおすすめです。

例えば、
緑の葉の中に赤い実を一つ描く。
青紫の花の中心に、
明るい黄色を少し置く。

その小さな色が、
絵全体を引き締めてくれます。

配色は「70・25・5」で考える

絵の中の色は、
三つの役割に分けて考えると、
まとまりやすくなると言われています。

ベースカラー 約70%
サブカラー 約25%
アクセントカラー 約5%

ベースカラーは、
絵全体の雰囲気をつくる色です。

サブカラーは、
ベースカラーを引き立て、
変化を加える色です。

アクセントカラーは、
ほんの少し使って、
見る人の目を引きつける色です。

例えば、
白い花を描く場合なら、
背景や葉の淡い緑をベースカラーに。
花の白をサブカラーに。


花芯の黄色や赤を
アクセントカラーにします。

絵手紙では、色を使いすぎない

色をたくさん使えば、
豊かな絵になるとは限りません。

特に絵手紙は、
はがきという小さな画面に描きます。

たくさんの色を同じ強さで使うと、
何を見せたい絵なのか
わかりにくくなってしまいます。

まず中心となる色を一つ決める。
そこへ似た色を一、二色加え、
最後にアクセントカラーをほんの少し。

それだけでも、
十分に美しい配色になります。

また、紙の白を残すことも大切です。

描かない白い部分があることで、
色が呼吸し、
絵の中に爽やかな空間が生まれます。

まとめ

色の基礎知識は、
色選びに迷ったとき、
進む方向を教えてくれる
小さな道しるべです。

色相や明度、彩度、色相環、
配色の割合を少し知っておくと、

「なぜ、この絵は落ち着かないのだろう」
「なぜ、主役が目立たないのだろう」
という理由も見つけやすくなります。

色には、
絵を美しく見せる働きだけでなく、
描く人の心を整える力もあります。

色が心に与える働きについては、
別の記事「絵や絵手紙のカラーセラピー効果」で、
私自身の体験を交えながらお話ししています



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この記事を書いた人

さわやか墨彩画教室の桂颯です。

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