こんにちは。桂颯です。
いつもブログを
ご覧くださっている皆様へ。
本日は一つ、
大切なお知らせがあります。
このたび、
「さわやか墨彩画教室」として
お届けしていたこのブログの名前を、
**「さわやか顔彩アート教室」**
に変更することにいたしました。
実は、長い間、
私は、「墨彩画」という言葉に、
ずっと「違和感」を
感じていました。
墨を全く使っていなかったからです。
でも、
「顔彩アート」という言葉に出会い、
ようやく、
私の描きたい世界に
ぴったりマッチする言葉だと思いました。
第1章:「墨彩画」としてやってきた日々

私が初めて筆を手にしたのは、
墨彩画の教室でした。
墨と顔彩を使い、
季節の花々を描くー
そんな世界に
初めて触れたときの感動は、
今でもはっきりと覚えています。
没骨法(もっこつほう)で
描く椿や桜、百合の花。
墨の深い味わいと
顔彩の優しい色が
溶け合って生まれる花の姿に、
私はすっかり魅了されていきました。
しかし、
何年も模写を行なっているうちに、
没骨法は、
筆の技術で描く方法なので、
どうしても思うように
描けないもどかしさが、
少しづつ私の中に積もっていきました。
もっと簡単に描く方法はないのか?
そんなときに出会ったのが、
日本画でよく使われる
「鉤勒法(こうろくほう)」
という技法です。
墨で輪郭線を描き、
その中に色を入れていく方法です。
この描き方なら、
筆使いの巧みさがなくても、
色彩の美しさで
花を表現することができる。
私は、夢中になって、
鉤勒法で
お花を描くようになりました。
でも、さらに、
もっと簡単に描く方法はないのか?
第2章:もう墨は使わない

いつしか、
私は墨を全く使わなくなっていました。
なぜなら、
毎回、墨をするという作業が
面倒に感じられたからです。
顔彩だけでも、
十分、輪郭線を描くことができます。
いや、むしろ、
その方がずっと、
私の描きたい世界に近いのです。
力強い印象の墨ではなく、
優しい色合いの顔彩で
輪郭線を描くことで、
絵の世界を
やわらかな美しいものに
変えられるのです。
私の絵の世界は、
ぐんと広がりました。
第3章:「顔彩アート」という言葉に出会って

ある人に教えてもらいました。
**「顔彩アート」**
という言葉です。
まだ世の中に
広く知られている言葉
ではありませんが、
この響きに、
私はとても大きな可能性を感じました。
「顔彩」だけを使って描くからこそ、
その絵には独特のやわらかさと、
美しさがあります。
「水彩」や「日本画」とも違う、
自分らしい表現として伝えるには、
この言葉が一番しっくりくるー。
「ああ、やっと自分の描く絵に、
ぴったりくる言葉に出会えた!」
と感じました。
第4章:さわやか顔彩アート教室に込めた想い

新しい教室名には、
これまでと変わらない思いを
込めました。
「さわやか」という言葉を残したのは、
絵を描く時間が
「こころに風を通すような時間」
であってほしいからです。
教室に来てくださる方が、
日々の生活の中で、
ほっと一息つける、
そんな時間を
お届けできたらと思っています。
そして
「顔彩アート」という言葉には、
墨を使わないからこそ
生まれる自由さ、優しさ、
さわやかな美しさがあります。
顔彩アートは、
私にとって
**「誰でも描けるアート」**
であり、
**「季節を感じ、心が整う表現手段」**
なのです。
まとめ

名前は変わっても、
私の描く絵や、
みなさんと共有したい思いは
これまでと何も変わりません。
むしろ、
「顔彩アート」という
新しい名前とともに、
これからもっとのびやかに、
自由な発想で、
表現の幅を
広げていける気がしています。
描きたいモチーフを
手軽に、すぐに
作品に仕上げられる。
それが、顔彩アートの
最大のメリットです。
これからも、
「さわやか顔彩アート教室」を
どうぞよろしくお願いいたします。