こんにちは。桂颯(けいそう)です。
今回は、
美しいハスの花の描き方をご紹介します。
神聖で清らかな大輪のハスの花は、
昔から多くの人々に愛されてきました。
水面で大輪の花を咲かせるハスは、
私も大好きなお花で、
インスピレーションを与えてくれるので、
これまで水墨画や墨彩画、絵手紙、色紙で、
たくさん描いてきました。
さあ、今年も、
夏の風景を彩る美しいハスの花を
絵手紙で表現してみましょう!
第1章:ハスの花の魅力と特徴
ハスの花は、
その大輪の美しさと神聖さで、
古くから人々を魅了してきました。
夏になると、
白やピンクの大きな花びらが
涼しげな印象を与えます。
ハスの花は水生植物であり、
泥の中から茎を伸ばし、
水面に美しい花を咲かせるという
特徴を持っています。
この泥の中から清らかな花を咲かせる姿は、
煩悩という迷いの中で、悟りひらくことに例えられ、
仏教のシンボルとして親しまれてきました。
ハスの花は、
早朝に開き、昼頃には閉じてしまうので、
会いに行きたいと思ったら、
早起きして見に行かなくちゃなりませんね。
また、ハスの葉は、大きくて円形をしており、
水をはじく性質があり、
その上に乗る水滴は、
まるで宝石のように美しく輝きます。
このような植物としての特徴が、
ハスの花を特別な存在にしているのかもしれませんね。
第2章:絵手紙に描くハスの花の魅力
夏の絵手紙として、
ハスの花を描くことはとても魅力的です。
理由その1
ハスの花も葉も、大きいので、
絵手紙にすると非常に見栄えがする。
理由その2
特徴的な花の構造は、
初心者にもわかりやすく描きやすい。
理由その3
大きな花びらの中で、
美しいグラデーションを表現しやすい。
理由その4
絵手紙として見栄えがするので、
素敵な贈り物になる。
第3章:描き方Youtube動画
第4章:美しく描く7つのポイント
ハスの花を絵手紙に美しく描くための
7つのポイント
ポイント1
最初に絵手紙の主役となる大輪の花を
中央下部に配置し、
全体のバランスを考えながら、
葉っぱの位置を決める。
(いきなり筆で下絵を描く自信がない場合は、
鉛筆で薄く下書きをしておきましょう)
ポイント2
下絵を描く場合は、
お花は、胡粉+黒のグレーで、
茎と葉っぱは、黒で描きます。
お花の下絵を黒で描くと、
お花の印象が暗くなってしまいます。
ぱあっと明るく、
ピンクのグラデーションの花びらが
目に飛び込んでくるようにしたいので、
お花の下絵は、薄いグレーで描きます。
ポイント3
先に葉っぱの着彩をします。
先に、お花の色を塗ってしまうと、
下絵の線が乾いていないので、
美しい花びらの色が灰色で汚れて、
全体の色が濁ってしまうからです。
お花は、
下絵の線が完全に乾いてから塗ります。
ポイント4
葉っぱの裏表の色の差をはっきりつけます。
いつも、葉っぱの色をどんな色にするか、迷いますが、
実際の色というよりは、
お花の美しさを強調する色を探します。
ポイント5
花びらは、顔彩チューブの胡粉と紅梅で、
明るく着彩します。
顔彩の胡粉を使ってもかまいませんが、
どうしても量に限りがあります。
顔彩チューブの胡粉を使った方が、
胡粉をたっぷり使うことができます。
顔彩チューブの胡粉を1本
持っておかれると
大変重宝します!
筆にたっぷりの胡粉を含ませ、
筆先にだけ、ピンク色を取ることで、
美しいグラデーションが表現できます。
ポイント6
葉っぱに影を入れて、
立体的に見えるようにします。
ポイント7
花びらの先端に、
ほんの少し紅梅を乗せて、
グラデーションを強調します。
第5章:まとめ
今回は、
「夏の絵手紙:ハスの花を美しく描こう!」
というテーマでお届けしました。
顔彩と筆の技を使って、
花びらの美しいグラデーションの描く方法は、
いかがだったでしょうか?
今回ご紹介したハスの花の描き方を参考に、
ぜひ、皆さんも挑戦してみてくださいね。
さらに
絵手紙や色紙の技術を深めたい方のために、
オンライン色紙講座も開講しています。
この講座では、
顔彩や顔彩チューブを使って
お花を美しく描く技術を学ぶことができます。
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皆様のご参加を心よりお待ちしております。