これだけは揃えたい!絵手紙に必要な画材リスト

こんにちは。桂颯(けいそう)です。

「絵手紙を描きたいけど、
どんな画材や道具を揃えればいいのかわからない」
そんな風に感じている方はいませんか?

初めての一歩を踏み出す時に、
必要な道具がわからないと、
始めるのが億劫になってしまいますね。

特に、初心者にとっては、
どんな画材や道具が適しているのか、
わかりづらいものです。

この問題に悩む多くの方々のために、
今回は、絵手紙を始めるために、
揃えるべき基本的な画材や道具を丁寧に解説します。

これを読めば、
あなたの創作活動がより楽しく、
スムーズに進むことでしょう。

目次

最初に揃えたい画材や道具の一覧

上の写真は、
普段、私が使用している画材や道具一式です。

  • 顔彩
  • 筆(面相筆と彩色筆または削用筆)
  • 絵皿
  • 硯と墨(顔彩の黒や筆ペンで代用することもできます)
  • 下敷き
  • 紙(画仙紙のハガキや色紙)
  • 筆洗(ひっせん)
  • ふきんまたはペーパータオル

顔彩セットの選び方とおすすめブランド

顔彩には、いくつかブランドがありますが、
さわやか墨彩画教室では、
吉祥の顔彩24色セットをお勧めしています。

吉祥の顔彩セットには、
8色セットから60セットまで、いろいろありますが、
絵手紙を描くためには、
24色セットが一番適しています。

顔彩については、
「顔彩の基本をマスター! 知っておきたいポイント」の記事を
ご覧ください。

初心者に最適な筆の種類

筆の種類には、いろいろあって、
画材屋さんに行っても迷ってしまいますよね。

私も、墨彩画を習い始めた頃は、
どの筆を選んで良いかわからず、
画材屋さんに行って、
手当たり次第、買い求めた苦い経験があります。

でもご安心ください!!


絵手紙を描くために、
必要な筆は、面相筆と彩色筆、または削用筆だけです。

面相筆とは、
穂先が細く、手の量が少ないので、
線描きに適した細筆です。
下絵の輪郭線を描いたり、
細かな描写をする際に使用します。

削用筆や彩色筆は、
顔彩を塗ったり、ぼかしたりするときに、
使います。

あと絵手紙に文章を入れるために
あると便利なのは、筆ペンです。

紙の選び方

墨彩画だけでなく、日本画や水墨画においても、
どんな紙に描くのかというのは、非常に重要です。

紙には、いろんな種類がありますが、描きたい内容によって、
紙を選ぶ必要があります。

同じように描いても、紙によって、
仕上がりが全く異なってしまうからです。

絵手紙では、主に画仙紙でできたハガキに描きます。

画仙紙でできたハガキにも、
滲み度や漉き方の異なる、
さまざまな種類がありますが、
初心者の皆さんに、お勧めするのは、
機械漉きで滲みの少ないハガキ(見出しの下の写真)です。

初心者の皆さんは、筆の扱いに慣れていないので、
どうしても筆の動きがゆっくりになってしまいます。

滲みの強い紙だと、顔彩が紙の中で滲んでしまって、
思うように描けなくなってしまうんですね。

また、画仙紙には、機械漉きと手漉きがありますが、
機械漉きの方が安価です。

練習を多く必要とする初心者の皆さんには、
機械漉きの紙で、たっぷり練習していただきたいと
思います。


その他の画材や道具について

硯(すずり)と墨

小学生の頃、使っていたものなど、
お持ちのものはなんでも使っていただいてかまいません。

もし硯や墨をお持ちでない場合は、
顔彩の黒で代用していただくことができます。

絵皿

顔彩の色味を見たり、
顔彩を混色したりするときに使います。

お皿型のものや梅皿がありますが、
陶器製の絵皿を2枚以上、準備されると良いでしょう。

筆洗(ひっせん)

使った筆を洗う水と
顔彩をとくための綺麗な水の二つが必要なので、
筆洗は、中で仕切られています。

空き瓶二つで代用していただいてもかまいません。

下敷き

小学生の頃、書道では黒い下敷きを使っていましたね。

でも墨彩画では、色の具合を見るために、
白いフェルト製の下敷きを使います。
私は、ダイソーで売ってる白いフェルトを使っています。

ふきんまたはペーパータオル

筆の水分を調整するために使います。

2Bの鉛筆と練り消しゴム

いきなり下絵を筆で描く自信がない方は、
鉛筆で薄く下描きし、
その上を筆でなぞっていくと良いでしょう。

鉛筆は、描き直しがしやすいように、
やわらかい芯(2B)の鉛筆を使うと良いでしょう。


間違えた場合は、
練り消しゴムで消して、やり直します。

消しゴムは、プラスチック製の消しゴムではなく、
練り消しゴムをお求めください。

練り消しゴムは、プラスチック製の消しゴムより、
紙を傷めにくいからです。

ご紹介した画材を使った実例

Screenshot

Youtubeチャンネル「さわやか墨彩画教室」では、
上記の画材を使って、季節の花々を描くレッスンを行なっていますので、
筆使いや色の作り方などの参考に、
せひ、ご覧ください。

まとめ

今回は、絵手紙を描く際に、
最初に揃えておきたい画材や道具について
解説いたしました。

これらの道具を揃えることで、
絵手紙制作は、スムーズに始められます。

初心者の方も、適切な画材や道具を使うことで、
より美しい作品を作り上げることができます。

参考にしていただければ、幸いです。

なお、絵手紙よりワンランク上の、
オンライン色紙講座でも、
これらの画材や道具を使いながら、

具体的な使い方やテクニックをご紹介していますので、
こちらも、ぜひ、ご覧ください。

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この記事を書いた人

さわやか墨彩画教室の桂颯です。

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