こんにちは。桂颯です。
今回は、
いちごの描き方をご紹介します。
いちごの絵手紙は、
ころんとした形と
赤い色合いが可愛らしく、
描いていても
楽しいモチーフです。
けれども、いざ描いてみると
「なんだか平面的になってしまう」
「ツヤがうまく出ない」
と感じることはありませんか。
実は、
いちごのツヤは、
最後に白を入れるだけではなく、
色の重なりの中で
生まれてくるものです。
今回は、顔彩を使って、
やさしいツヤを出す描き方を、
3つのポイントでご紹介します。
第1章 全体の流れを見る
今回のいちごの詳しい描き方は、
YouTubeで配信しています。
まずは、そちらをご覧ください。
YouTubeの「いちごの描き方」をご覧ください。
YouTube:https://youtu.be/mfRrYYAOXm8
第2章 画仙紙の特徴と、ツヤを生かす描き方
今回使っているのは、
画仙紙のはがきです。
画仙紙は、
水彩紙や麻紙のように
強い紙ではないため、
水を含ませすぎたり、
何度もこすったりすると、
紙が傷みやすい
という特徴があります。
通常の絵手紙のように
ざっくり描く絵には
適していますが、
リアルな絵には向いていません。
けれど、今回、
この紙の特性を生かしながら、
ツヤ感を出すことに
成功しました。
一度に強く塗るのではなく、
やさしく重ねていくことで、
紙を傷めずに、
透明感のある
自然なツヤを出すことができたので、
ご紹介したいと思います。
第3章 ツヤを出す3つのポイント
いちごのツヤを出すためには、
次の3つが大切です。
① 下地作り
最初に、鮮光黄➕紅のオレンジ色で、
いちご全体を薄く作ります。
これが、下地となります。

この後、次々に色を重ねて、
いちごの赤みを強くしていきますが、
いちごに光が当たる部分は
下地をそのまま塗り残します。
そして、胡粉を混ぜた
オレンジなどの明るい色で、
塗り残した部分、
つまり光の当たる部分を
塗ります。

この明るい下地が、
光の土台になります。
② 種のまわりに光を入れる
いちごは、
種を描き入れることで
ぐっとリアルに見えてきます。

種のまわりに、
やわらかく影と光を
入れることで、
いちごが立体的に、
そして、粒が浮き上がるように
見えてきます。
小さな部分ですが、
ここを丁寧に描くことで、
表現力が増します。
③ 胡粉でハイライトを入れる
最後に、
胡粉を使って
つやの光を入れていきます。

これまで薄めの胡粉を使い、
少しずつ重ねていきましたが、
ついに、一番、嬉しい場面です。
ここで、いちごが
つやっと見えてきます。
第4章 なぜ重ねるとツヤが出るのか
顔彩は、乾くと少し色が薄くなります。
だからと言って、
一度に濃く塗ると、
色が重くなり、
鮮やかさが出にくくなるのです。
なので、少しずつ色を重ねていきます。
そうすると、
透明感が生まれ、
光がやわらかく見えてきます。
ツヤは、
胡粉の白そのものではなく、
色の重なりの上に
現れてくるものなのです。
ただ、やりすぎると、画仙紙のハガキは、
傷んで、けばだってきますので、
筆は力をいれず、
やさしく塗っていきましょう。
第5章 よくある失敗
・最初から濃く塗ってしまう
・胡粉を一度に強く入れてしまう
・種を単純に描いてしまう
このような場合、
ツヤが出にくくなります。
まとめ
いちごのツヤを出すポイントは、
3つです。
・下地を明るくする
・種のまわりに光を入れる
・胡粉でハイライトを入れる
この3つを意識することで、
やさしく自然なツヤが生まれてきます。
少し手間がかかるかもしれませんが、
こんなリアルな絵手紙をもらった方は、
きっと、とても喜ばれることでしょう。
ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。

