いろんな技法で桜を描いてみました!ー 水墨画から絵手紙まで

こんにちは。桂颯です。

今回は、
これまでに描いてきた
桜の作品を集めて、
ご紹介いたします。

桜の花は、
私の大好きなモチーフのひとつです。

日本では古くから、
桜はさまざまな絵画のモチーフとして
親しまれてきました。

その描き方も、本当にさまざまです。

それぞれの作品に込めた思いや
描き方のポイントも
わかりやすくお伝えしますので、
ぜひご自身の創作のヒントにしていただけたら
嬉しいです。

どうぞ、ゆったりとご覧くださいね。

目次

第1章:水墨画で描く桜ー 墨の濃淡が生み出す風情

水墨画で描く桜は、
墨のにじみや濃淡を活かしながら、
優しく表現するのが魅力です。

花びらは胡粉を使って
華やかさをひきたてました。

この作品は、
私の水墨画の師匠である、
白浪先生から頂いた課題作品を
模写したものです。

同じ絵を、異なる画仙紙で
3枚描いてみましたが、
どれも合格をいただくことが
できませんでした。
水墨画の難しさや
その奥深さを改めて感じた瞬間でした。

それでも、
この作品は私にとって、とても大切で、
心に残る一枚です。
気に入っているので、
今でも大切にしています。

第2章:シンプルな桜

花びらの先端に
小さな切れ込みを入れて、

枝から花柄を長く伸ばし、
少し離れた場所にお花や蕾を描くと、
より桜らしさが感じられますよ。

背景を淡い色でふんわりとぼかしたり、
いろいろな向きの花を
リズムよく並べることで
和モダンな雰囲気の作品に
仕上がります。

Screenshot

この作品は、
コットン紙の色紙に描いた桜です。

第3章:没骨法で描く桜ーふんわり優しい色のにじみを活かして

没骨法(もっこつほう)は、
輪郭線を描かずに、
色や墨のにじみで形を
表現する技法です。

枝や葉っぱを、お花よりも
淡い色合いで描くことで、
全体にやわらかく優しい印象が
生まれますね。

没骨法で描く桜は、
ふんわりと幻想的な雰囲気を
まとっていて、
眺めているだけで
心がほっと和むような作品になります。

こちらは、枝垂れ桜です。

どちらの作品も、
白浪先生から頂いた課題を模写した作品ですが、
お花よりも枝を描くほうが難しく、
苦戦した思い出があります。

第4章:模写作品 名画から学ぶ桜の美しさ

この作品は、
松林桂月「春宵花影」という作品を
一部だけ模写したものです。

白浪先生は、
「春宵花影は、
桜を描いた水墨画の中で、
最も美しい」とおっしゃっていました。

私も、その美しさに魅了されて、
何度も模写に挑戦しましたが、
残念ながら一度も
合格をいただけませんでした。

どこがいけなかったのか、
今でも自分でははっきりと
わからないのですが、
それでも、この作品に込められた桜の魅力に
惹かれ続けています。

Screenshot

こちらは、白浪先生の作品の一部を
模写したものです。

没骨法で描かれた「枝垂れ桜」で、
先生の作品は本当に美しく、
心を奪われてしまいます。

名画の桜を模写することで、
筆使いや色の重ね方など、
たくさんの学びがあります。

さらに、模写を重ねるうちに、

画家の想いや息遣いまで
感じ取れるようになり、
とても貴重な経験になります。

第5章:絵手紙作品集ー桜と共に想いを届ける

Screenshot
Screenshot

桜の絵に、
短い言葉を添えた絵手紙は、
春の訪れを感じさせる
素敵な贈り物になります。

「春うらら」「桜舞う季節」「お元気ですか?」
と言った言葉を
そっと添えるだけで、
やさしい気持ちが伝わります。

まとめ

桜を描く方法は
いろいろありますが、
それぞれに素敵な魅力があります。

・水墨画は、墨の濃淡でしっとりとした美しさを表現。

・シンプルな桜は、形を整えて可愛らしく。

・没骨法は、ふんわり優しくにじませて。

・模写を通じて、昔の画家の技法を学ぶ。

・絵手紙では、想いを込めて大切な人に贈る。

桜の描き方に決まりはなく、
自分なりの表現を
見つけることが大切です。

とにかく、たくさん描いてみることです。

そのうち、桜が導いてくれますから。

遠景の桜の描き方を
Youtubeにアップしましたので、
よかったらご覧ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

さわやか墨彩画教室の桂颯です。

目次