こんにちは。桂颯です。
今朝、
窓の外を見ると、
一面の雪景色でした。
本当は、
いつもの薮椿を
シンプルに描こうと
思っていたのですが、
その景色を見た瞬間、
心が変わりました。
「今日は、雪椿を描こう」
同じ椿でも、
雪が加わるだけで、
ぐっと風情が増します。
しかも今回は、
初心者の方でも
楽に描けることを
一番大切にして、
下絵を着色も、
できるだけシンプルに
工夫しました。
とても簡単な描き方なのに、
雪を入れることで、
しっとりとした冬の情景が
生まれます。
今回は、
そんな雪椿の絵手紙の
工夫ポイントをご紹介します。
ブログの最後には、
YouTubeの雪椿の描き方動画も
ご紹介していますので、
最後までご覧くださいね。
第1章 雪の日に、雪椿を描く

もともとは、
初心者の方でも
描きやすいように、
形の取りやすい薮椿(やぶつばき)を
シンプルに描く予定でした。
ですが、
朝の雪景色を見ていると、
赤い椿に
雪がふわりとのる情景が
目に浮かび、
自然と描きたいものが
変わっていきました。
絵手紙は、
予定していたモチーフを
変えてしまう日があっても、
それでいいのだと思います。
心のままに筆を取ることこそ、
絵手紙のいちばんの
醍醐味なのですから。
第2章 雪椿を簡単に描く工夫

今回の雪椿は、
「できるだけ簡単に」
「迷わず描けること」
を大切にしています。
① 下絵はとことんシンプルに
椿は重なりあった花びらが
美しいのですが、
描こうとすると
難しく感じがちです。
今回は、
・単純な太めの線で描ける花びら
・細かい凹凸は描かない
というとてもシンプルな
下絵にしました。
「これで椿に見えるの?」
はい。大丈夫です。
椿は、花芯と葉っぱを描けば、
りっぱな椿に見えてきますから。
② 色数を減らす
使った色は、最小限です。
花は、紅だけ
葉っぱは、若葉、鶯茶録、青草
枝は、岱赭と黒
色数を減らすと、
どこをどう塗るか迷わなくなり、
気持ちも楽になります。
③ ぽんぽん塗り」
今回の一番の工夫は、
塗り重ねないことです。
筆で丁寧に塗るのではなく、
筆先で絵の具を
ぽんぽんと
紙の上に置くように
色を入れていきました。
すると、
色が自然ににじむ
たらしこみのような
表情が出る
力を入れなくても
味が出る
という、
うれしい効果があります。
④背景で雪を引き立てる
雪を目立たせるため、
背景には、
うっすらと色を入れています。
真っ白のままだと、
雪が紙と同化してしまいますが、
ごく薄く色を入れるだけで、
雪の白さ
冬の空気感
が、ぐっと引き立ちます。
⑤ 胡粉で雪を揺らす
雪を降らせるための胡粉は、
顔彩ではなく、
顔彩チューブの方を
使いましょう。
雪を描く場合には、
濃い白色が必要ですが、
顔彩の胡粉だと、
どうしても性質上
薄い白色になり、
椿の色に負けてしまうのです。
また雪を降らせる場合、
胡粉の濃度に気を配る
必要があります。
胡粉の濃度が濃すぎると、
筆から胡粉が落ちず、
薄すぎると、
水っぽくなり、
椿の色に溶けてしまいます。
第3章 簡単なのに、風情が出る理由
今回の雪椿は、
形はシンプル
色は少ない
塗り方も難しくない
と、
工程自体はとても簡単です。
それでも、
雪が加わることで、
静けさ
冬の冷たい空気
その日の情景が、
一枚の中に自然と生まれます。
手数を減らすことで、
かえって風情が深まる。
それも
絵手紙の魅力だと
感じています。
第4章 動画を見ながら描く
今回の雪椿は、
YouTubeでも、
実際に描いている様子を
ご紹介しています。
文章だけでは分かりにくい
筆の動きや、
顔彩の置き方は、
動画で見ると
一目で分かります。
動画を途中で止めながら
ご自分のペースで
一緒に描いてみてください。
第5章 雪の日の一枚として

今日の雪がなければ、
この雪椿は生まれませんでした。
その日の景色に心を動かされ、
筆を取る。
それだけで、
絵手紙は十分に
味わい深いものになります。
また雪の日が来たら、
今度は
どんな一枚になるでしょうか。
皆さんも、
そんな毎日を楽しみながら
絵手紙を描いてくださいね。

